相模原北里店 川井孝オーナー、榎田淳店長
加盟のきっかけは「単なる自転車店と異なり社会貢献もできる点」に引き付けられた。

「エコチャリ」フランチャイズ第1号店である相模原北里店は、JR線・小田急線の相模大野駅からバスで約15分の所に位置しています。
周囲は学校や病院、ゴルフ場などがある閑静な地域。
しかし一方で同地域は、多くの自転車が行き交う通りとしても有名です。
そんな”自転車のメッカ”に2010年4月、相模原北里店がオープンしました。

川井オーナーが「エコチャリ」の加盟を積極的に検討し始めたのは、ホームページを見たことがきっかけです。
「エコチャリ」が競合なしの革新的ビジネスである点や、安定経営、社会貢献が可能な点に、特に大きな魅力を感じたといいます。
「”エコチャリ”には、単なる自転車店とは異なり、現代社会のキーワードである”エコ”という付加価値があり、社会貢献もできる点に引き付けられた」といいます。
研修で難しさとやりがい実感
「輝きを取り戻したのを見ると自信を持ってお客様に勧められる気がした。」

相模原北里店の店長を務めるのは、機械や乗り物好きで自動車会社に勤務経験がある榎田さんです。
川井オーナーと榎田店長は、フランチャイズ契約を行った後の4月上旬、いわき技術物流本部で榎田店長と共に1週間ほどの研修を受けました。
自転車修理で難しいのが、”見極め”の作業です。
「放置自転車を乗れる状態に仕上げるにあたり(中略)ひとつの部品についてもそのまま使うのか新品と交換してしまうのか?
そういったところのバランスが大事であることを学ばせていただきました」と、感想を述べています。

しかし一方で「一台の自転車を仕上げた後、(中略)輝きを取り戻しものを見ると、自信を持ってお客様にすすめられる気がしました」と、自信をつけることのできた研修になったようです。
このほか「エコチャリ」スタッフとしての心構えを学ぶ座学や、POSシステムを使う店舗オペレーションも、研修に含まれています。
初めてのフランチャイズ研修、その内容も慣れない自転車修理だったため、最初は不安でいっぱいの川井オーナーと榎田店長でしたが「システムが確立されていたので、スムーズに技術や店舗オペレーションが学べました」と、不安が払拭されたことを明らかにしています。
多店舗展開を目指して
「”助かりました” “ありがとう”と言われるとやりがいを感じる。」

相模原北里店の主要顧客層は、周辺の高校や大学に通う学生たちです。
このほか、大学病院に通勤する人や周辺住民などにも、「エコチャリ」の裾野は広がっています。
同店がオープンした際に聞かれた声が、「長・短期で自転車がレンタルできるし、安価で購入もできるので助かる」というもの。
このほか「レンタルした場合の無料修理がうれしい」「レンタルだから、自転車廃棄の心配がなくなった」という声もありました。
自転車保有者が多い地域だけに、修理需要も好調に伸びています。
実際に店舗経営に携わってみた川井オーナーは、店舗運営の難しさについて「夕方の帰宅時に一度にお客様が来店されることが多く、うまく立ち回ることに難しさを感じる時がある」とのこと。一方で「修理後に”助かりました”、”ありがとう”と言われると、やりがいを感じる」と話しています。

実は川井オーナーは、多店舗展開も視野に入れています。
そのため、相模原北里店を成功させることが大きな命題となっています。
そんな中で、実際に店舗をきりもりしている榎田店長は、今後について「後輩も育てていけるような店長になりたい」と、長期的な目標を掲げて仕事に取り組んでいます。
相模原北里店は、大きな目標と情熱を持ったスタッフに支えられています。
開業までの道のり 〜相模原北里店のケース〜
2010年 | 2月 本部に問い合わせ 3月上旬 契約 3月中旬 物件探し 4月上旬 研修 4月中旬~ 内装工事などオープンに向けた準備 4月24日 グランドオープン |
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店舗の広さ | 約20坪 |
自転車台数 | 約70台 |
初期費用 | 870万円 |